観葉植物は比較的丈夫で育てやすい植物ですが、中でも特におすすめなのがドラセナです。しかも樹形も涼し気でおしゃれな雰囲気があるので、どこに置いてもステキなインテリアグリーンの役割を果たしてくれます。今回はそんなドラセナについて詳しくご紹介しましょう!
ドラセナとはどんな植物?
原産地と基本情報
ドラセナの原産地は熱帯アフリカです。アフリカで全土に自生していて、その種類は50種類以上あるといわれています。高温のアフリカで自生しているということからも、どれだけドラセナが強靭な性質であるかが計り知れますね。カナリア諸島では1000年以上の樹齢のドラセナがみつかり、その生命力の強さも証明されています。このようにとにかく強いドラセナなので育て方も簡単で、観葉植物の中ではとても人気がある品種です。
別名「幸福の木」
ドラセナは「幸福の木」と呼ばれて、ハワイでは「家の前にドラセナを置いておくと良いことがある」という言い伝えがあるそうです。プレゼントには最適の観葉植物といえますね。
ドラセナの特長
・葉の色や幅がざま
ドラセナの葉の色は緑一色のもの、白や赤のラインが入るものなど豊富な色合いがあります。また葉の幅が5mmほどの細いものもあれば、5cmほどの幅広のものまで、これも品種によってさまざまです。
・幹が柔らかい
また幹に柔軟性があるので、しなやかに湾曲させる加工も可能です。スタイリッシュなインテリアグリーンをお求めの方にはおすすめですね。
・花も咲く
ドラセナには花も咲くのをご存知でしょうか?めったに見られないのですが、種類によっては樹齢を重ねて大きくなると花を咲かせるものもあります。垂れ下がった茎に白いポンポンのように咲く花はとても可愛いですよ。
ドラセナの置き場所と風水
日当たり
ドラセナは比較的日陰に強いですが、ずっと日当たりのない室内に置くと、日照不足になって弱ってしまいます。なるべく日当たりの良い場所に置くようにしましょう。特に生育期の春から秋にかけてはたっぷりと日差しを当ててやると元気になります。ただし、夏場の強い直射日光は葉焼けを引き起こすので気をつけてください。
温度
高温に強いですが、低温は少し苦手です。とはいっても日本の冬で室内の温度程度であれば、なんとか冬越えしてくれるので安心してください。冬だけでも家族が集まって暖房するような場所に置いておくと、夜間も暖房の余熱が残って暖かいので心配ありません。
風水としての効果
・幸福度アップ
ドラセナは風水的に「陽の気」を持つ植物とされています。このために、落ち着いた雰囲気が欲しい寝室やトレイには不向きで、入り口になる玄関や人が集まるリビングに置くのがおすすめです。「幸福の木」という別名があるように、この「陽の気」で明るく幸せな気持ちにしてくれるのです。
・金運アップ
またドラセナは「ミリオンバンブー」という名前でも呼ばれます。「ミリオン」は100万。金運を呼び寄せるので、宝くじを買ってみるのもいいかもしれませんね。
ドラセナの育て方
水やり
春から秋にかけての生育時期は、土の表面が白っぽく乾いてきたらたっぷりと水をあげましょう。葉が少ししんなりと下向き加減になってきたら水切れのサインです。夏は毎日水やりをしても大丈夫ですが、冬は乾かし気味にしたほうが寒さに耐えます。葉に霧吹きで水をかけてやると湿度を高めるので効果的です。
肥料
肥料を与えなくても大丈夫ですが、生育期に2月に1回、緩効性肥料を与えると元気に育ちます。冬は休眠しているので、まったく与える必要はありません。
植え替え
株が大きく生長したら一回り大きな鉢に植え替えましょう。極端な根詰まりは下葉が落ちる原因になります。植え替えは2~3年に1回程度で、植え替えの時期は5~8月です。
まとめ
涼し気な雰囲気を演出したい場合は細い葉のドラセナを、また華やかで印象的な雰囲気を演出したい場合は幹も葉も太いドラセナを、というように、お部屋のイメージによって種類を選んで置くと良いですね。幸運を呼ぶドラセナをお部屋の片隅に置くだけで、家族みんなが明るくハッピーに暮らせますよ。誕生日や新築のお祝いに贈っても喜ばれること間違いなしです!