家のリフォームやリノベーションを考える際、生活していて不便な場所があったり、環境の変化で変更したい場所が出てくるなど、何かきっかけがあることでしょう。
直接的に何かが起こらない限り、普段意識していない場所の不備には気付かないものです。
実際に屋根は雨や風、紫外線から大切な家や家族を守るという大切な役割を担っています。
しかし、家全体を意識して考えてみた時に、特に屋根においては、何気なく暮らしていると見えない場所にありますので、現状がどうなっているのかを把握できている人は少ないでしょう。
屋根の素材にも寿命がありますので、知らないうちに老朽化し、急に雨漏りをしたりと屋根にもいつかは問題が発生します。
屋根が老朽化するということは、考えている以上に家の中にも影響が出てきますので、屋根の現状を把握しておきましょう。
そして、いざリフォームするとなった時には、他の設備と同じように屋根も進化していますので、自分の目的に合った屋根を採用しましょう。
LIXILのT・ルーフはリフォームに最適!
理想的なカバー工法
屋根のリフォームにも色んなパターンがあり、部分的な補修であったり、全体的な修繕や屋根材の入れ替えの場合もあります。
代表的な工事として「屋根塗装工事」「屋根重ね葺き工事(カバー工法)」「屋根葺き替え工事」があるのですが、T・ルーフはカバー工法を用い、既存の屋根の上から新しい屋根をかぶせるように施工する工法です。
主にスレート屋根、シングル屋根、金属屋根からのリフォームにおすすめです。
元の屋根材を残したまま施工するので、屋根部分が二重に守られて強度がアップする上、廃材などが出ないため環境への負荷も少ないでしょう。
また、家一棟分でも2畳ほどのスペースがあれば屋根材の保管は可能ですので、敷地が狭い場合でも、効率よくスピーディな作業が可能になります。
住みながらの施工も可能ですので、施主側の負担が少ないのも魅力的でしょう。
T・ルーフは超軽量
厚さはわずか0.39㎜で、一般的な瓦の約1/7の軽さになります。
カバー工法によるリフォームの場合でも、総重量は瓦屋根よりも軽くなりますので、家全体にかかる負荷が少ないと言えるでしょう。
耐用年数を伸ばす
ガルバリウム鋼鈑は、30年来の実績を持つ耐食性に優れた素材なのですが、屋根材本体の基材には、その耐食性に優れたガルバリウム鋼鈑を採用しています。
また、表面に天然石の粒子を贅沢にコーティングすることで、直射日光や急激な温度変化などから基板を守り、経年による退色の不安を軽減します。
施工後は、直射日光によりアクリルベースコートの硬化が進むのですが、それによりさらに表面材の定着力をアップすることができます。
美観保障が10年あるのも屋根材としての自信の表れでしょう。
すぐれた静寂性
表面の石粒と、野地板と屋根材の間の空気層により、雨音を拡散、吸収します。瓦と同程度の静けさを保つことができます。
また、この空気層により熱や音の伝わりを軽減するだけでなく、衝撃を吸収することで強度を発揮するでしょう。
震災に強い軽量設計
住宅全体の重量バランスは、屋根材でコントロールできます。
同じ壁量で比較した場合、住宅の重心が低いほど構造は安定し、揺れに強い家になるのですが、重心を下げるためには、家の頭部である屋根部分を軽くする必要があります。
その点、T・ルーフは超軽量ですので、揺れに強い家になることでしょう。
また、地震が起きた際、タテ揺れ、ヨコ揺れにより住宅全体にねじれるような力が加わるのですが、T・ルーフは専用ビスでしっかりと屋根全体をギブスのように固定しますので、住宅の構造を支える効果があります。
躯体にもしっかりと固定するため、瓦の落下による危険なども防ぐこともできますし、新築でも、リフォームでもぜひ検討したい屋根材と言えるでしょう。
まとめ
屋根は家を構成している部材の中でも、とても大切な役割を担っている場所です。定期的に目で確認したり、点検できる場所ではないので、丈夫でキレイを保てるような素材を採用したいものですね。