ペペロミアは品種が多くてとても育てやすい植物なので、初心者の方にもおすすめです。ふっくらと厚みのある葉がかわいらしいペペロミアは、一株だけで植えるのはもちろん、寄せ植えにしてもカラフルでおしゃれなインテリアになりますよ。そんなペペロミアについて、育て方などを詳しくご紹介します!
ペペロミアとはどんな植物?
原産地と基本情報
ペペロミアは、コショウ科サダソウ属の植物で、中央アメリカや南アメリカを中心に、世界の熱帯から亜熱帯に生息する常緑の多年草です。品種がとても多くて、世界中に1400種類もあります。種類とカラーが豊富で、葉の形も細くとがったものから丸く広がっているものまでさまざまです。また、葉が上に伸びるもの、横に広がるもの、下に垂れ下がるものなど、いろいろな葉姿があるので、飾る場所に合わせて選ぶ楽しみもあります。
特長
ペペロミアは葉が肉厚でふっくらとしているので、温かみのあるかわいらしさを感じます。また多肉植物は頻繁に水やりをする必要もないので、仕事などでほとんど家を留守にしている方にとっても安心して育てやすい植物です。挿し木でも簡単に増えるので、どんどん新しい株を作って楽しむこともできます。
ペペロミアの置き場所と風水
日当たり
ペペロミアは強すぎる日光が苦手です。特に夏の直射日光に当てると葉焼けを起こしてしまうので気をつけてください。耐陰性があるので、あまり光が入ってこないような場所に置くこともできます。ただ、全く日が当たらないと弱ってしまうので、ときどきレース越しの柔らかい日差しが入る窓際などに置きましょう。
温度
暑さには強いのですが、寒さに少し弱いので冬の温度管理に注意してください。特に寒さが厳しい寒冷地でなければ室内で冬越しもできますが、たまに寒さで弱ってしまうこともあります。リビングなど、夜間でも人が集まって暖房ができるような場所に置けば安心です。
風水としての効果
ペペロミアは風水的に、冷静や落ち着きの効果があるとされています。例えば家族が集まるリビングなどに置くと、ペペロニアがもたらす癒しの力で、みんながリラックスできる場所になりますよ。また部屋の南西の方角に置くと、集中力が高まるので勉強運が上がると言われています。幸運を呼び寄せる力も持っているので、お部屋のインテリアとして最適ですね。
ペペロミアの育て方
水やり
ペペロミアのような多肉植物は多湿に弱いので、どちらかというと乾燥気味に育てます。少しぐらい水不足でも元気に育つので、夏でも毎日水やりをする必要はありません。かえって水分が多すぎると葉を落としてしまうので気をつけましょう。もちろん冬はほとんど水を与えなくても大丈夫です。乾かし気味に育てたほうが低温にも耐えるので、冬に枯れる心配も少なくなります。
肥料
基本的には特に肥料を必要としません。もし与えるのではあれば、春から秋の生育期に2か月に1回程度で緩効性化成肥料を施すか、液体肥料を1週間から10日に1回程度与えましょう。肥料が十分足りていると、生育も良くなって葉もよりいっそう艶やかになります。
植え替え
株が大きくなって鉢が窮屈そうになったら植え替えます。5月~6月が植え替えに最適な時期です。新鮮な用土を入れた一回り大きな鉢に植え込みましょう。その際に長く伸びた葉や茎を切って、清潔な土に挿し木しておくと、しばらくすると根が出てくるので簡単に増やすこともできますよ。
ペペロミアのアレンジ
小鉢に植えてトイレに
ペペロミアは園芸店で小さなポットに入って売られています。少しずつゆっくりと大きくなる性質なので、小さめの小鉢に植えて、窓辺に置いたりテーブルの上に飾ったりしてもいいですよ。また少し暗めの場所でも枯れずに育つので、トイレに置いて楽しむこともできます。部屋の片隅にちょっとしたグリーンがあると、目に優しい癒しの空間が演出できますね。
好きな色を組み合わせて寄せ植えに
葉の色も形もとてもたくさんの種類があるので、お好みのペペロミアをいくつかまとめて、一つの大きな鉢に植えるのもおしゃれです。ペペロミアには、グリーンだけでなく、白い斑入りやダークな褐色など、さまざまなカラーがあります。特に他の観葉植物ではあまり見かけないような暗めの茶系を一鉢混ぜると、ワンポイントにもなってステキですね。
まとめ
このように、形もかわいらしくて色もたくさんあるペペロミアは、育てやすくてアレンジもしやすいのでとても人気があります。つい水やりを忘れて枯らしてしまうので植物は苦手…という方にもおすすめですよ!ぜひお好みのペペロミアを見つけて、みなさんのお部屋でも育ててみてください。