住宅雑誌には、お洒落な内装を取り入れて素敵なコーディネートの部屋をたくさん見ることができます。「こんなイメージに近づけたい」と思っても、どのようなものを選べば失敗しないのか不安な方もいらっしゃるでしょう。今回は、お洒落な空間をつくる内装壁を選ぶコツや注意点などについてご紹介していきます。
お洒落な空間に見えるコツ
お洒落な空間に見えるコツは、壁の一部に別の素材やカラーを取り入れるのが有効です。一般的な内装壁の色には、無難な「ホワイト系」の壁材が使われています。全ての部屋をホワイト系の内装壁にしても、調度品や家具などでお洒落な空間は十分につくれますが、内装でつくるお洒落な空間も挑戦してみましょう。
素材の違う壁材を取り入れる
玄関ホールの壁の一部やリビング、トイレの壁の一部に、一般的なクロス壁とは違う左官壁やタイル、石、和紙など違う素材を使う方法があります。素材そのものの質感を活かすことができ、他の余計な飾りを加えなくともインパクトがあります。
一面にアクセントカラーを取り入れる
壁紙の一部にアクセントとして、ホワイト系以外のカラーを使う方法があります。クロス壁は無地のものから洋風の模様やモダンな模様など様々なデザインがあります。好みのイメージに近づくように、カラー選定を慎重にしましょう。
間接照明で奥行を演出する
アクセント壁を照らすように間接照明を取り入れると、ぐっとお洒落感が増します。表面に凹凸のある素材なら灯りの印影が浮き出して、雰囲気づくりには最適です。
内装壁を選ぶときの注意点
手軽にお洒落な空間をつくれるアクセント壁ですが、失敗しないための注意点をご紹介します。
異素材の壁は住宅のイメージに合うものを選定
壁材に石やレンガ、タイルや和紙など異素材のものを選ぶときは。住宅のイメージに合うものを選定してください。イメージに合わないものを選んでしまうと、空間がチグハグな印象になりお洒落さからは遠のいてしまいます。石やレンガの素材そのものが気に入ったとしても、「自分の家に似合うのか」という視点でも検討しましょう。
馴染み色を選ぶと失敗が少ない
異素材の壁や模様の入った壁、色のある壁紙を選ぶときには、木部と馴染む色を選ぶと失敗は少なくなります。木部に馴染む色とは、茶系やベージュ系、グレーや紺色などです。
赤や黄色などポップな色でもお洒落な空間づくりは可能ですが、個性的な色は組み合わせの難易度が高く、イメージと違い失敗する可能性もあります。使う色のこだわりがないなら、馴染み色での選定をおすすめします。
住まい全体のバランスを考える
壁の一部に変化を取り入れることは、お洒落で楽しい空間づくりができます。しかし、個室単位で素材選びや色選びをすると、住まい全体では統一感がなくなり、雑然とした印象になることもあります。
素材や色を変えても、住まい全体のイメージに統一感を持たせることが、本当にお洒落な空間に見えるコツです。また失敗が少ない方法でもあるのです。
悩んだときは設計に相談する
内装選びのときには、住宅会社の担当者と一緒に進めていきますが、基本的には「施主さんの意見は尊重する」というスタンスの場合も多く、本当に最適なものを選んでいるかは懐疑的なケースもあります。本当に選んでもよいか悩んだときは、設計部に相談できるように依頼することをおすすめします。
まとめ
今回は、お洒落な空間を手軽につくるアクセント壁についてご紹介しました。使う素材や色によっては重厚感をだしたり、シックにしたり、好みの空間づくりが可能ですので、ぜひ積極的に取り入れてみましょう。
