新築マンションを選ぶ際は、立地や内装、設備に目が行きがちになりますが、周辺の環境は購入後に自分たちで変更ができません。ましてこれから子どもを育てる上で「安心して暮らせる環境」はとても重要ですよね。購入前に周辺環境をしっかり確認しておくことが大切になります。
今回は、マンションを購入する前に確認しておくべき3つのチェックポイントをまとめてみました。
<マンション購入を決めたら最初にするべき3つのチェックポイント>
1.治安の確認
子どもと安心して暮らすために、まず周辺の治安はしっかりと確認しておきたいところです。「(検討しているマンションのある)地域+治安」などで検索をすると、不動産屋さんなどが、その地域の治安情報をまとめてくれている場合がありますので、確認してみると街の雰囲気をつかむことができます。また、実際に周辺に足を運ぶ機会では、最寄り駅からマンションまでとその周辺をじっくり歩いてみてください。ネットの情報だけではわからないことも多く、あなた自身の目線で体感しておくことが非常に大切です。なお、警視庁が公開している犯罪情報マップ(http://www2.wagmap.jp/jouhomap-sp/)は、周辺地域での犯罪の発生状況を地図上で確認でき便利なので、ぜひチェックしておきましょう。
2.災害リスクの確認
近年、台風や地震などの自然災害が増えてきています。子どもと安心して過ごすためには、周辺地域の災害リスクの確認も重要です。マンション自体は耐震基準を満たし、頑丈に作られていても、周辺の地盤が軟弱だったり、浸水しやすい地域だったりすると思わぬ被害を受けてしまうかもしれません。想定外の被害を受けないためにも、事前にしっかり周辺地域の災害リスクをチェックしておきましょう。
軟弱地盤の情報はジオタス(http://www.jiban.co.jp/geodas/)で、
洪水・土砂災害・津波の情報はハザードマップ(https://disaportal.gsi.go.jp/index.html)で、
それぞれ地図上でわかりやすく確認できます。
3.周辺施設・環境の確認
・買い物・病院
住まう上で特に重要なのは、よく行く施設の利用しやすさではないでしょうか。駅前に商店街やスーパーなどがあれば、働き盛りの子育て世代は非常に助かります。また、子どもが小さいうちは、急な発熱など病院で診療を受ける機会もかなり多いものです。近くに各専門の医療機関があるかどうかも、事前にチェックしておくと良いでしょう。
・公園・公共施設(図書館・児童館など)
子どもの遊び場所についてですが、マンション周辺に公園があると、子どもが小さいうちのちょっとした遊び場には困りません。自然の多い地域であれば、子どもの発育の助けにもなりますし、子どもと遊びながら大人もリフレッシュができて、多くのメリットがあります。また、梅雨の時期や寒暖の厳しい季節には、意外と遊び場所に困ってしまうなんてことも。図書館や児童館などの施設が近くにあると、季節問わず利用できますので、ぜひ確認しておくことをおすすめします。
・交通状況
子どもの安全を守るためには、周辺の道路状況についても確認が必要です。公園や学校など、子どもが一人で歩くルートは、十分な歩道が確保されているか・交通量が多い道はないかなど、入念にチェックしておきましょう。ちなみに、朝の通勤通学の時間帯では交通状況が異なることもありますので、朝の時間帯のチェックもおすすめです。また、子どもが大きくなってくると、クラブ活動や習い事などで帰宅が遅くなることもあります。夕方以降の人通りや道路の明るさも、安心できる状況か、ぜひ実際に歩いて確認しておきましょう。
まとめ
マンション購入における、周辺の環境のチェックポイントについてお話ししました。「安心して暮らせる環境」を得るためには、周辺環境がすごく大切なのかもしれませんね。これから先ずっと暮らしていく場所になりますので、確認の手間を惜しまずに、実際に現地を見て、これから始まる新しい生活のイメージをどんどん膨らませてみてください。