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みんなどんな感じ?共働き夫婦のお財布事情と運用方法

共働き夫婦の家計事情

現在、日本の61%の夫婦は共働きと言われています。一昔前の世代においては妻のパートタイムが主な共働きのスタイルでしたが、近年は女性も企業努めの正社員である場合が非常に多く、夫婦共々フルタイムで働く家族が増えてきています。
お互いに忙しいこともあり、家事分担の工夫や、ライフスタイルも時間を有効に使えるようにするためにお金を使うといった流れも多く見受けられます。
今回はそんな共働き夫婦のお財布事情をお伝えします。

夫が高収入・妻が低収入の夫婦の場合

共通の財布がある場合


出典:季刊家計経済研究 2015 SPRING No.106「[特集論文]共働き夫婦の家計のかたち――夫婦の収入類型からみた支出と運営」
夫のほうが高収入の夫婦で、共通のお財布を持っているご家庭では、日常の食費、外食費、住居費、光熱費、子供の洋服代ともに共通の財布で運用している方は約80%でした。
それ以外の夫ないし妻が支払う項目としては、夫が支払う事が多いものは、「家族一緒の外食費」「住居費」でした。逆に妻が支払うことが多い項目は「子供の洋服代」でした。

共通の財布がない場合


出典:季刊家計経済研究 2015 SPRING No.106「[特集論文]共働き夫婦の家計のかたち――夫婦の収入類型からみた支出と運営」
一方、夫が高収入で妻が低収入且つ、共通の財布がない場合、「家族の外食費」「住居費」「光熱費」は夫が負担することが多く、「日常の食費」「子供の洋服代」を妻が持つことが多いようです。

夫/妻ともに高収入の夫婦の場合

共通の財布がある場合


出典:季刊家計経済研究 2015 SPRING No.106「[特集論文]共働き夫婦の家計のかたち――夫婦の収入類型からみた支出と運営」
ともに高収入で共通の財布がある場合、それぞれ共通の財布から出費を補う夫婦は平均して70%と夫が高収入・妻が低収入の夫婦に比べて10%程度全体的に低い。また、個別に出す場合は普段の食費が半々程度、「光熱費」や「住居費」は夫、「子供の洋服代」は同じく妻が出すことが多いようです。

共通の財布がない場合


出典:季刊家計経済研究 2015 SPRING No.106「[特集論文]共働き夫婦の家計のかたち――夫婦の収入類型からみた支出と運営」
「外食費」「住居費」「光熱費」は夫、日常の食事は半々、「子供の洋服代」は妻が多く支払う傾向にあります。

各支出のそれぞれの割合をみてみると。

共通のお金から支出する場合、「パソコン」「車」「ガソリン代」「夫の洋服代」「妻の洋服代」「理美容費」の6項目は60-70%代ですが、それ以外は80%を超え、多くの品目が「共通のお金から」支出されています。
夫担当では「外食費」(21 %)、「住居費」(20 %)、「パソコン」「通信費」(ともに19%)、「光熱費」(18%)などの「固定費」の部分が多いのに対し、「妻担当」では、「子どもの洋服代」(16 % )、「子どもの小遣い・娯楽費」(11%)、「家族一緒の外食費」(10%)、「家族のレジャー費」(10%)など、子ども関連の出費、レジャーや外食といった生活を楽しく豊かにするような支出が多い。

項目別負担担当(%)

  共通のお金あり 共通のお金なし 
共通のお金から夫担当妻担当夫担当妻担当
家族の日常の食費861276854
家族一緒の外食費8121108041
住居費802029019
光熱費81828722
家電製品841648634
パソコン771968128
671636817
ガソリン代671747218
夫の洋服代693468722
妻の洋服代627413675
子の洋服代8211165865
保健・医療費841698053
理美容費6834307969
通信費811988334
子どもの保育費・教育821397448
子どもの小遣い・娯楽費8214116653
家族のレジャー費8516108251
冠婚葬祭費851798450

出典:季刊家計経済研究 2015 SPRING No.106「[特集論文]共働き夫婦の家計のかたち――夫婦の収入類型からみた支出と運営」

住宅を購入する際のローンは?

上記の統計をベースに長い目で考えると、「共通のお金」を持ち、そこからローン費用を支出することが負担を軽減できると言えます。例えば共働きでどちらかが転職する等、一方が無収入の時期がある場合や、何らかの事情で一方が一時的に職を失った場合など、生活の安定を保つことを考えた際に、精神面においても大きなメリットがあるからです。

共働き夫婦のお金の運用の仕方

現在、「共通のお金」を持っているご夫婦はお互い仕事に追われながらの家計簿の運用は大変ですよね。
口座を作り、そこから運用していく流れを作るまではいいけれど、それ以降、細かく管理することはお互い働きながらだとどうしても手がまわらないことが多いのではないでしょうか?そんな家計簿を夫婦で無理なく運用するには家計簿アプリがおすすめです。

家計簿共有アプリのメリット


・アプリ上でいつでも最新の家計簿を把握できる。
・運銀口座・クレジットカードを連携し、自動で収支を取得してくれる。
・レシート自動読み取りで入力作業が不要
・グラフ表示で視覚的に傾向がわかる
 
といったメリットがあります。自分達で運用ルールや細かいことを決めれたら良いと思いながら、中々手が回らないご夫婦はアプリを利用してまずは我が家の収支実績をグラフで全体把握をして、無理なく改善できることを話し合ってみてください。
 

住まいづくりにも非常に役に立つ家計簿アプリ

もちろん、これから住まいを購入しようとしている共働き夫婦にとって家計簿アプリは頭金など事前に用意しておくお金を貯金していく上でも家計簿を共有することで、目標が共有され、無理なく貯金していくことができますので是非、夫婦で家計簿アプリを導入してみてください。
 

おすすめ家計簿共有アプリ

Money Forward[マネーフォワード]


https://moneyforward.com/

毎日のお金の出入りを見える化する自動家計簿アプリ。金融関連サービスとの連携対応数がダントツです。
手間なく簡単に、確実に支出の把握が出来るため、使っている方は月平均【20,732円】(*1)の収支改善を実感されています。
また、現金取引でのレシートも撮影で簡単に家計簿入力が可能です。

◆主な機能と特長

■複数の口座をまとめて管理
銀行・クレジットカード・証券等の複数の口座をまとめて管理できます。
連携した銀行、クレジットカード、携帯電話、電子マネーの入出金履歴、利用明細、残高の情報をいつでも見ることができます。
■自動家計簿作成・分析・グラフ化
入出金の履歴から自動で家計簿を作成。食費、光熱費などの項目に分類、グラフ化されるので、お金の流れが一目でわかります。
■気になるお金の動きを通知でお知らせ
設定金額以上の入出金があった場合やカードの引き落とし額決定などあなたのお金の動きを通知でお知らせします。
■家計診断
自分に近い人の平均データを参考にした理想の家計を表示。節約ポイントを見つけたり、収支計画を立てたりすることができます。
■レシートを自動読取
手入力はレシートをパシャ!と撮るだけ。自動でかしこく、楽しく続けられます。

 
 

Zaim[ザイム]


https://zaim.net/

Zaimは無料で簡単・定番の家計簿&支出管理アプリです。テレビや新聞、雑誌で数多く紹介されています。レシート自動入力のほかスーパーの特売情報も自動的に配信!約1,500の銀行やクレジットカードのWeb明細に接続して自動的に入出金を記録する機能も追加。住んでいる地域の給付金や控除も抽出するなど、あなたの暮らしをサポートします。

◆主な機能と特長

Zaimはお金を楽しく管理し、節約できる無料の家計簿アプリです。長く続けられるよう、家計簿の仕組みを丁寧に作り込んでいます。レシート読取にも無料で対応。家計簿としても、資産管理としても使えます。
1. 家計簿の入力が簡単(電卓付き)
2. 棒グラフ・円グラフで分析
3. レシートから品目を自動読取
4. 銀行やクレジットカードの入出金を自動取得・分類
5. 皆が何にいくら使ってるか家計簿の統計情報と比較
6. 月の予算を決め残高を表示
7. お財布や口座、クレジットカードの残高表示
8. スーパーの今日の特売情報を表示
9. 支出や収入を入力するともらえるスタンプ機能
10. お金を支払ったお店を家計簿に登録
11. つけ忘れ防止のアラーム機能
12. 繰り返し入力
13. パスコード・ロックでセキュリティも安心
14. CSVエクスポート・インポート
15. Facebook / Evernoteと連携
16. 初めてでも安心、家計簿の使いかたマニュアル付き
17. よく使う家計簿データをお気に入りに追加
18. 世界各国の151貨幣通貨に対応
19. 異なる通貨を相互に自動変換
※ ご利用にはZaimへのユーザー登録が必要です(無料)

 
 

普段のスケジュールや連絡ごと、いつか実現したいメモを共有しておけるアプリでより強固な連携を

家計簿がお金の貯蓄目標を実現させるためのツールだとしたら、それを実現するための目標となるキーワード、例えば戸建住宅を買う!といったビジョンの共有や、日々の生活費用を無理なくコストダウンするためのコミュニケーションやスケジュールなど、普段の生活からふと忘れてしまいがちなタスクを効率よく共有しておければ、ストレスなく財務管理ができ、マイホーム購入の夢をより近いものに変えてくれます。
家計簿アプリと是非併用してほしいスケジュール共有アプリをご紹介します。
 

ふたり専用コミュニケーションアプリ「ふたりの」


http://www.futarino.info/

ふたりのは、ふたりの間のすれちがいを解消する予定管理アプリ。
カレンダー・やることリストなどを共有することで、夫婦間に起こりがちな「言った言わない」を解消できます。

◆主な機能と特長

■ふたりの”したい”を一括管理■
今まで口頭やメッセージなどでバラバラに伝えていた夫婦間の「予定」「共有」「メモ」「相談」「お願いごと」などを一つのアプリで設定・編集・管理できます。
■今月のスケジュールがひと目で分かる■
忘れがちな「休日のおでかけ」や「冠婚葬祭」「子供の行事」など、日付の入ったスケジュールはカレンダーに一覧で表示されます。
■カードごとにメッセージ管理できる■
メッセージは登録したカードごとにできるから、やりとりが迷子になることもありません。
カードは「生活」「家族」「予定」「メモ」「いつかは」など、タスクを10カテゴリに分類できます。
■パートナーの更新もらくらくチェック■
アプリ起動時、パートナーの更新があった場合は必ず表示されるので、大事な約束を見逃すこも、帰りの買い物も忘れることがありません。
また、本アプリはパートナーとのふたりだけの空間なので誤送信もなく、
さらに、かわいいオリジナルスタンプなども用意しておりますので、パートナーとのコミュニケーションも図りやすくなっております。

時間のない共働き夫婦の皆さまへ

日中は仕事に追われ、帰ったら子供との時間を大切にしたい共働きのお二人はなるべく自分達の時間を捻出したいですよね。
マイホームを購入するために、まずは共通のお金を作り、アプリなどを利用して効率よく、家計管理からはじめ、マイホームのために必要な貯金や日頃の支出のあり方を話し合うことから始めてみてはいかがでしょうか?


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