マンションを購入する際のチェックポイントのひとつとして「共用部分」があります。
基本的な共用部分とは、購入する専有部分以外の廊下やエントランス、外壁、駐車場といった部分です。
マンションの共用設備も上手に選択
戸建てと比べると、自分で建物のメンテナンスをする必要がなく、
日頃のメンテナンスに時間を取られる事がありません。また、最近では便利な施設や機能を共用施設として
提供する事で付加価値をつけたマンションも多くあります。
一方で、共用施設は維持管理費として毎月負担をする事になりますので、専有部分は気に入っているが、共用施設・維持管理費で負担を感じてしまう、なんて事もあります。
専有部分やマンションの周辺情報以外にも自分たちのライフスタイルにあった共用施設があるかどうかも選ぶ際のポイントとしてチェックしておきましょう。
さまざまなマンションの共用部分
エントランス・ロビー
マンション規模に応じてコンパクトなタイプからホテルのように広く、大型のソファなどが配備され高級感のあるタイプまで様々です。
毎日通る顔となる部分でもあるので好みにあったエントランス・ロビーの物件を選びましょう。
コンビニエンスストア
大規模マンションの1Fテナント部分などによくはいっています。
ちょっとした買い物や、買い忘れ、支払いやコピーなど雨の日でも濡れずに買い物ができるのは非常に便利です。
フロントサービス/コンシェルジュ
ロビーに受付を配備し、住人の御用聞きを担うコンシェルジュサービスです。
ホテルの受付を遜色ないサービスを提供するマンションも増えてきています。
専有部分の故障などから宅急便の手配、クリーニング代行など、非常に多くの事に対応してくれます。
宅配ロッカー
宅配ロッカーは不在でも荷物を受け取る事ができ、非常に便利です。
ネットショッピングなど通販で購入した荷物の受け取りなど、
共働きで日中留守にしている家庭でも再配達なく荷物を受け取る事ができるため、あって損のない共用施設です。
集会室
住民同士で話し合いをしたり、趣味の講座を開催したり、予定の入っていない時間は子供達に開放したり、自由に活用ができるスペースです。
ライブラリー
マンションの住人専用の小さな図書館のような施設。住人同士で読まなくなった書籍を寄付したり独自に成長させることができます。
パーティールーム
キッチンがあり、パーティーができるパーティールームを設置しているマンションも多くなってきました。
居住エリアと少し離れた場所に設置される事が多く、大人数で集まってパーティーを行いたい場合に、音や空間の広さなど気兼ねなく利用する事ができます。
居住スペース内でパーティなどを想定しなくて考えられます。
ゲストルーム
来客があった際に泊まる事ができるゲストルームです。
ホテルのような作りになっている場合が多く、居住スペース内に来客宿泊スペースや、
布団の収納を考えなくて済む事も大きなメリットです。
中庭・公園
中庭や子供達が遊べる公園を敷地内に設置するマンションも増えてきています。
景観が非常に良くなる事、子供達を安心して遊ばせる事ができ、住人とのコミュニケーションの場にもなります。
駐車場、駐輪場
駐輪場と駐車場は必要設置台数と駐車の仕方に様々な特徴があります。特に、都心の場合は、世帯分の駐車場がない、
立体駐車場方式により出庫に時間がかかる場合なども多いでしょう。
立地の条件やライフスタイルに合わせてしっかり好みにあったタイプの設備を選びましょう。
駐車場を妥協したことで、出庫が大変で利用が減ってしまったなど、よくある話です。
マンションは戸建てと違い共用設備がユニークで優れている物件が多くあります。
自分たちのライフスタイルにあった便利な設備を持った物件を選ぶこともマンションならではのメリットです。
この記事のまとめ
新築マンションの共用設備は年々便利なものが付加されていく傾向にあります。
大は小を兼ねると言いますが、使わないのであれば意味はありません。まずは自分たちのライフスタイルにあった設備のマンションを探すことが無理なく快適に生活するポイントです。