間取りを大きく変更するリフォームを計画する際にはまず、自身が住んでいる建物の構造がどれにあたるかで出来る範囲が異なってきます。
間取り変えを検討する前に確認するべきポイントを見ていきましょう。
マンションの構造でできる範囲が変わる
ラーメン構造
柱と梁を剛接合した構造で、自由度が高い。マンション、オフィスビルなど大型の建物でよく使われる構造です。
部屋の間仕切り壁をすべて撤去できるので間取り変えの自由度が高いです。
壁式構造
鉄筋コンクリートの壁で建物を支える構造です。梁や柱がないため室内空間はすっきりと近代的なスペースを作ることができます。建物を支えるために壁を一定量確保する必要があるため、部屋の一部の壁を撤去できない場合があります。
排水管の仕様で水まわりの移動が決まる
床下空間が狭い
マンションの構造躯体になる床コンクリートスラブと、居住床との空間が狭い場合、排水を行うためのパイプ勾配がしっかり確保できないため、大きな移動ができません。
床下空間が広い
構造スラブと居住床との隙間が広い構造の場合、十分な配管勾配を確保できるので、大胆な水まわり変更が可能です。
配管が階下を通る構造
階下の天井裏に配管があり古いマンションに見られる構造です。
排水管の移動が困難なため、水まわりの移動はできないと考えておきましょう。
この記事のまとめ
リフォームで間取りを変える場合は、「建物構造」と「水まわりの配管構造」でその間取りが実現可能かが決まります。憶測で進めてしまい、あとで「できなかった」とならないように、あらかじめ専門家に確認してもらうのが良いでしょう。サンヨーホームズではお客さまで考えたリフォームプランが実現可能か事前に確認させていただた上で、最適なご提案をいたします。