住宅診断(ホームインスペクション)とは、住宅にまつわる建築知識に精通した住宅診断士が、住宅の劣化箇所を見つけ出す診断することを言います。
特に中古物件を購入する際はこの先長く安心して住み続けるためにも診断は必須です。一般的には「劣化診断」「耐震診断」の2項目の診断までを一つのサービスとして提供されている場合が多いですが、補強の提案から工事保証、アフターサービスまで一括して丁寧にアドバイスしてくれる「マイホームのかかりつけ医」のように面倒をみてくれるサービスもあります。
中古物件はデベロッパーの保証がありません。何かがあった時の備えにも購入の際には必ず住宅診断とアフターサービスなどが保証になったサービスで診断を行いましょう。
住宅診断で行われる主な診断内容(サンヨーリフォームの場合)
ご訪問
知識経験が豊富な住まいの専門家がご訪問し、専用機器を用いてお住まいの健康状態を診断します。
平面図作成
現状の平面図を書き起こし建築当初の図面から変更がないかを確認します。
傾斜測定
レーザー墨だし器を用いて床や柱の傾斜を計測し建物のゆがみを診断します。
傾斜測定
柱や床の直線ラインとレーザー墨だし器の赤外線にずれが生じることで建物が傾いていると判断できます。
仕上げ調査
各部屋の壁内の仕上げを確認できる範囲で確認します。
床下調査
基礎の工法やひび割れ、土台の腐朽、シロアリ被害の有無等を確認します。
基礎強度測定
シュミットハンマーを用いてバネによる反発力から基礎コンクリートの強度を測定します。
小屋裏調査
小屋裏に入り部材の老朽化や金物の仕様など、建物の構造や劣化状態を確認します。
クラック計測
基礎部分や外壁のクラック(ひび割れ)の有無を確認し、状況を計測します。
打診検査
打診棒を用いて外壁タイルやモルタルの浮きを確認します。
鉄筋探査
鉄筋探査機の反応から基礎に鉄筋が使われているか否かを確認します。
コンピュータ解析
建築図面や現地で集めた情報から専用の診断ソフトで建物の耐震性を解析します。
この記事のまとめ
住宅診断(ホームインスペクション)は専門の住宅診断士が専門の計測機器を用いて判断していきます。特に中古物件購入の際は住宅診断(ホームインスペクション)を行って、住まいが長持ちするようにするのが重要です。